腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「ありがとう。茜に背中を洗ってもらえて嬉しいよ」

美咲くんに喜んでもらえたみたいでよかった。
こういう形での触れ合いも悪くないかもしれない。

「いえいえ。喜んでもらえてなによりです」

「それじゃ次は身体が冷える前に湯船に浸かろっか」

また私の手を掴み、湯船まで連れて行かれた。先に美咲くんが入り、そのまま美咲くんに手引きされながら私も後に続いて入った。

「良い湯加減ですね。最近のお風呂はハイテクだ」

こちらが事前に設定すれば、機械が自動で温度と水量を調整してくれる。
ボタンを押せばあとは放置するだけなので、こちらとしてはその間に他のこともできるので楽だ。

「本当にハイテクだよね。機械がないと自分でお風呂のお湯を止めなきゃいけないから面倒だけど、機械があると気にしなくても良いから放置できて楽だし」

「確かに。色々楽だよな。実家を出て一人暮らしを始めてから、お風呂って楽だなって思った」

私も同じことを思った。実家にいた頃は自分でお湯を止めなければいけなかったので、お湯が溢れる前に止めなればならなかったので大変だった。よく溢れさせてしまい、慌ててお湯を止めにいった記憶がある。
でも今は気にしなくてもいい。そう思った瞬間、本当に楽で。便利なものに感謝した。
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