腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
「今のお風呂は全部そうなってるんだろうけど、まだ新しいお風呂になっていないお家は大変だよな」

「確かに。便利なものに慣れちゃうと、手間がかかるものは面倒くさいなって思っちゃうよね」

「だな。できれば楽したいもんな。忙しいから」

最近、お互いに忙しい。少しでも楽できることに魅力を感じる。

「うん。楽したい。そしてダラダラしたい」

今は新規の仕事は引き受けずに、これまでお世話になった人とのお仕事だけを引き受けている。事情を知っているからこそ、お仕事をお願いされても仕事がしやすい。

新規のお仕事に関してはこれからタイミングを見て引き受けることにしている。妊活のことを考慮しなくても二作品同時連載をしたばかりなので、今はゆっくりお仕事がしたい気持ちの方が大きい。
本当に二作品同時連載は大変だった。

今思えばよく乗り切れたなと思う。だからこそ、今はより家庭を大事にしたいと思うのであった。

「そろそろ上がるか。あんまり遅くなっても逆上せちゃうし」

今日の本題は一緒にお風呂に入ることではない。寧ろ今からが本番だ。
忘れていたわけじゃないが、すっかり一緒にお風呂に入っている時間が楽しくて。満足してしまっている自分がいた。

「うん。そうだね。そうしよっか」

湯船から立ち上がり、浴室を後にし、バスタオルで身体を拭く。
ここで替えの服と下着がないことに気づく。別にあってもなくても問題はない。どうせ着ても脱ぐのだから。
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