妹に代わり泉に身を投げた私、湖底の街で愛を知る 〜虐げられた私が幸せを築くまで〜
第37話 女神祭当日
「エーヴァ、おはよう!」
「ノア、おはようございます」
祭り当日。
イルゼさんに着替えを手伝ってもらう。今回の服は後ろに留める部分がついている形なので、一人で着られないのが残念だ。申し訳ないと告げると、イルゼさんは驚いたと言わんばかりに目を見開いたあと「私の楽しみを奪わないでくださいませ」と笑う。
着替えが無事に終わると、アダン様から戴いた首飾を身につけて、外へ向かおうとした私に、イルゼさんは声をかけた。
「あ、エーヴァちゃん! これを渡すのを忘れていたわ!」
手渡されたのは、親指の爪ほどの幅の腕輪。真ん中には水色の石が嵌められている。
「これは威力の弱い水泡を発射する魔道具よ。何かあった時は、これを使って? もし万が一、襲われた時にはこれを利用して、相手を怯ませるといいわ」
「ありがとうございます」
「護身用に皆持っていたりするの。まあ、ほぼ使わないけどね!」
にっこりと笑うイルゼさん。彼女も同じものを持っているようで、腕を上げて見せてくれた。
以前はアダン様がいるから大丈夫だろう、と判断して渡さなかったらしい。今回は、ノアと二人になる可能性があるからとのことだ。
「ありがとうございます、イルゼさん」
その心遣いに、感謝した。
「ノア、おはようございます」
祭り当日。
イルゼさんに着替えを手伝ってもらう。今回の服は後ろに留める部分がついている形なので、一人で着られないのが残念だ。申し訳ないと告げると、イルゼさんは驚いたと言わんばかりに目を見開いたあと「私の楽しみを奪わないでくださいませ」と笑う。
着替えが無事に終わると、アダン様から戴いた首飾を身につけて、外へ向かおうとした私に、イルゼさんは声をかけた。
「あ、エーヴァちゃん! これを渡すのを忘れていたわ!」
手渡されたのは、親指の爪ほどの幅の腕輪。真ん中には水色の石が嵌められている。
「これは威力の弱い水泡を発射する魔道具よ。何かあった時は、これを使って? もし万が一、襲われた時にはこれを利用して、相手を怯ませるといいわ」
「ありがとうございます」
「護身用に皆持っていたりするの。まあ、ほぼ使わないけどね!」
にっこりと笑うイルゼさん。彼女も同じものを持っているようで、腕を上げて見せてくれた。
以前はアダン様がいるから大丈夫だろう、と判断して渡さなかったらしい。今回は、ノアと二人になる可能性があるからとのことだ。
「ありがとうございます、イルゼさん」
その心遣いに、感謝した。