妹に代わり泉に身を投げた私、湖底の街で愛を知る 〜虐げられた私が幸せを築くまで〜
第22話 王国side
初めての仮面舞踏会。
抜け出したことが両親にバレることなく、私は仮面舞踏会を楽しんだ。周囲には私を美しいと褒め称える男性達。それに内緒で抜け出したという背徳を胸の奥に秘め、私は束の間の休息を楽しんだ。
罪悪感すらもスパイスになり、私は週何度か行われる仮面武道会へとのめり込んでいった。最初は週に一度で抑えていたけれど、次第に週二、週三と増えていく。
今では「勉強するから」と両親に言うだけで、そのまま仮面舞踏会へと繰り出していた。それを数ヶ月続けていた頃、仮面舞踏会へ行こうと準備していた私の元へお母様がやってきた。
「リリス? おめかしして……あなたどこかへ行く予定があったかしら?」
「お洒落をしたい気分だったのですわ、お母様」
にっこりと微笑めば、その日はそれで終わったのだが……数日後、普段通りに夜家を抜け出そうとしていたところに現れたのが、両親だった。
完全におめかしした状態で、手には仮面を持っている。それが何を意味するのかは……両親も理解したようだ。
「あなた、その仮面……もしかして仮面舞踏会へ行ってたの?!」
お母様は悲鳴のような声を上げる。
仮面舞踏会に行くことの何が悪いのか。殿下は私を褒めてくれない、お母様もお父様も以前のように私を自由にさせてくれない。その溜まった鬱憤を晴らしに行っていただけなのに。
何故これすらも認められないのか……と私は口をつぐむ。
一方でお父様は頭を抱えていた。
「最近頑張っているなと思って、様子を見に来てみたら……お前はなんということをしているんだ!」
抜け出したことが両親にバレることなく、私は仮面舞踏会を楽しんだ。周囲には私を美しいと褒め称える男性達。それに内緒で抜け出したという背徳を胸の奥に秘め、私は束の間の休息を楽しんだ。
罪悪感すらもスパイスになり、私は週何度か行われる仮面武道会へとのめり込んでいった。最初は週に一度で抑えていたけれど、次第に週二、週三と増えていく。
今では「勉強するから」と両親に言うだけで、そのまま仮面舞踏会へと繰り出していた。それを数ヶ月続けていた頃、仮面舞踏会へ行こうと準備していた私の元へお母様がやってきた。
「リリス? おめかしして……あなたどこかへ行く予定があったかしら?」
「お洒落をしたい気分だったのですわ、お母様」
にっこりと微笑めば、その日はそれで終わったのだが……数日後、普段通りに夜家を抜け出そうとしていたところに現れたのが、両親だった。
完全におめかしした状態で、手には仮面を持っている。それが何を意味するのかは……両親も理解したようだ。
「あなた、その仮面……もしかして仮面舞踏会へ行ってたの?!」
お母様は悲鳴のような声を上げる。
仮面舞踏会に行くことの何が悪いのか。殿下は私を褒めてくれない、お母様もお父様も以前のように私を自由にさせてくれない。その溜まった鬱憤を晴らしに行っていただけなのに。
何故これすらも認められないのか……と私は口をつぐむ。
一方でお父様は頭を抱えていた。
「最近頑張っているなと思って、様子を見に来てみたら……お前はなんということをしているんだ!」