ようこそときめき部!~恋も夢も見つかるときめきだらけの部活動⁉
広すぎる体育ホールにやってきた私たちは、入口に貼ってある名簿と席順を確認する。
すると星名くんが、「あ!」と声を上げた。
「咲森さんと俺、同じクラスだ!」
にこっと笑いかけてくれる星名くんの言葉に、私も名簿を見てみると。
確かに同じクラス、二組に名前があった。
「本当だ!」
「巡り合わせって本当にあるんだ。星の導きみたいだ」
「星?」
私が首をかしげていると、星名くんはまた私の手を引いていく。
「行こう!」
「う、うん……!」
もう体育ホールに着いたんだし、手はつながなくてもいいんじゃないかな、と思いつつも私はその温かな手をほどくことができなかった。
体育ホールでの入学式のあと。
新入生は各クラスに移動して、私と星名くんも一年二組の教室に移動した。
教室も驚くくらい広くて真っ白。
一人分の机も普通の学校の机よりも大きくて、これならいくら教科書を広げても、消しゴムがころっと落ちてしまうことはなさそう。
そこで担任の先生から、体育ホールでも校長先生がしていた話を、もう一度聞くことになった。
「さっきも校長先生が言っていたが、この学院では生徒は必ず部活動に所属することになっている。今日から新入生仮入部期間が始まる。放課後、色んな部活を見学して、所属する部活動を決めるように」
そうなのだ。
お父さん、お母さんからも話は聞いていた。
この学院では、生徒は必ず一つ以上の部活動に所属しなくてはならない。
部活動が盛んなゆめの学院でのルールの一つだった。
生徒たちは配られた部活動のパンフレットを見ながら、目をきらきらと輝かせている。
吹奏楽部に、野球部、バスケットボール部なんかのよくある部活動から、お菓子作り部、バードウオッチング部なんてのもある。
楽しそうな部活動がいっぱい!
ドキドキの入学初日を終えた私は、放課後、さっそく部活動見学に行くことにした。
部活動を決めるのは、入学の一週間後までみたいだけど、早めに決めるにこしたことはないよね。
それに人気の部活動だったら、あっという間に定員いっぱいになっちゃうかも。
私はパンフレットを見ながら、とにかく色んな部活動をまわってみることにした。