ようこそときめき部!~恋も夢も見つかるときめきだらけの部活動⁉

「ふんふふん♪」


 私は鼻歌を歌いながら、廊下を歩く。
 まだちょっと先だけど、もう夏の楽しみがあるって嬉しいな!

 夏の花たちが咲いたら、また千景先輩と一緒に写真を撮るのも楽しいだろうし、夏目先輩も夏の花を見て、なにか物語が思いつくかもしれない。
 伊瀬先輩は朗読で使う詩に詳しいから、花にまつわる詩を教えてくれるかもしれないなぁ。

 そんなふうに夏の花々に想いをはせながら歩いていると、廊下でばったり六崎先輩に会った。


「あ、先輩! こんにちは」


 私は鼻歌を歌っていたのが急に恥ずかしくなって、それをごまかすようにううんっとのどの調子を整えた。
 だけど先輩は、私をじいっと見てる。


「咲森、今、鼻歌を歌っていたな?」


 ぎくっ!! ばっちり聞かれてたっ……!

 私はかんねんして、「はい……歌ってました……」、と薄情する。

 恥ずかしい~! 変じゃなかったかな? 音痴だったりしたかも!?

 そんな心配をよそに、先輩は私の肩をがしっとつかんだ。


「咲森、俺の演奏で歌ってみないか?!」
「へっ!?」


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