ようこそときめき部!~恋も夢も見つかるときめきだらけの部活動⁉
3、初めての寮生活
「なんだか、どっど疲れた~……」
寮の自室へとやってきた私は、そのまま用意されていたベッドにダイブした。
はじめての中学生活、はじめての寮生活。
不安な気持ちが大きかったけれど、ときめき部っていうなんだか少し変わった人たちの集まりに入部することになったのが、一番疲れたかも……。
ごろんと寝返りを打って、天井を見上げる。
寮は一人一部屋になっていて、自炊できるように、小さなキッチンもついている。
食堂もあるから、どこでご飯を食べてもいいみたい。
お風呂も備え付けのシャワーもあるし、大浴場もある。
学校の寮って言うよりも、ホテルみたい。
「ときめき部かぁ……」
私は改めて考えてみる。
文芸部、写真部、軽音部、それに放送部に天文部。
私はどの部活に入ればいいんだろう?
軽音部と放送部の先輩には会えなかったけど、どの部も部員が一人しかいないみたいだし、また今日みたいに勧誘されるかも……。
そう思うと、少し憂鬱な気分になる。
もっと私に決断力があれば、きっとこの部! ってすぐに決められるんだろうけど、それができない。
こういうとき、将来の夢を持っていたら、この部がいい! って決められたのかなぁ……。
ときめき部の五つの部活動はどれも興味があるけれど、すぐには一つに決められそうになかった。
「とにかく! 今はご飯を食べよう!」
ちょうどお腹がぐーっと大きく鳴る。
お腹ぺこぺこじゃ、考えられるものも考えられなくなっちゃうよね!
私は勢いよく起き上がると、ひとまず食堂に向かうことにした。