夜明けが世界を染めるころ
ゆっくりと、目を開ける。
「お嬢様、起きましたか?」
「……うん」
すぐそばで、
ユウリが穏やかに微笑んでいた。
「失礼します」
額に手を当てられる。
「……だいぶ、熱も引いていますね」
「よかった」
「何か、ご希望はありますか?」
少し考えてから、答える。
「なんか……
さっぱりしたものが、飲みたい」
「承知しました」
ユウリはそう言って、
静かに立ち上がる。
「少し、お待ちください」
その背中を見送ってしばらくすると。
「お嬢様」
軽やかな声とともに、
ルイが姿を現した。
「ハニーレモンソーダ、
作ってきたの」
「ありがとう。
……あれ、ユウリは?」
「私が作ったから行かせてーって頼んだの。そうしたら」
「渋々、ね」
ニヤリと、
楽しそうに笑う。
「いただきます」
グラスを口に運ぶ。
シュワっと弾ける泡と、
蜂蜜のやさしい甘さ。
あとから、レモンの酸味が広がる。
「……おいしい」
「でしょ?」
満足そうに頷きながら、
ルイが言う。
「でも急に飲みすぎると、
体が冷えるから」
「少しずつ、よ」
「うん」
そう答えて、
また一口。
「……そういえば」
ふと思い出したように、
ルイが続ける。
「セナちゃんも、
すごく気にしてたわよ」
「セナが?」
言われて気づく。
そういえば、
朝から姿を見ていない。
「ええ」
「心配で様子を見に来たそうな感じだったけど」
「お嬢様のことを考えて、
遠慮してるのよね
…本当に、
さすがお嬢様を守る騎士」
ふふっと、
楽しそうに笑う。
「じゃあ私はいくわね。
あまり長居すると怒られるもの。
ゆっくり休んでね」
「ありがとう」
頭を優しく撫で、ウィンクして去っていくルイ。
「お嬢様、起きましたか?」
「……うん」
すぐそばで、
ユウリが穏やかに微笑んでいた。
「失礼します」
額に手を当てられる。
「……だいぶ、熱も引いていますね」
「よかった」
「何か、ご希望はありますか?」
少し考えてから、答える。
「なんか……
さっぱりしたものが、飲みたい」
「承知しました」
ユウリはそう言って、
静かに立ち上がる。
「少し、お待ちください」
その背中を見送ってしばらくすると。
「お嬢様」
軽やかな声とともに、
ルイが姿を現した。
「ハニーレモンソーダ、
作ってきたの」
「ありがとう。
……あれ、ユウリは?」
「私が作ったから行かせてーって頼んだの。そうしたら」
「渋々、ね」
ニヤリと、
楽しそうに笑う。
「いただきます」
グラスを口に運ぶ。
シュワっと弾ける泡と、
蜂蜜のやさしい甘さ。
あとから、レモンの酸味が広がる。
「……おいしい」
「でしょ?」
満足そうに頷きながら、
ルイが言う。
「でも急に飲みすぎると、
体が冷えるから」
「少しずつ、よ」
「うん」
そう答えて、
また一口。
「……そういえば」
ふと思い出したように、
ルイが続ける。
「セナちゃんも、
すごく気にしてたわよ」
「セナが?」
言われて気づく。
そういえば、
朝から姿を見ていない。
「ええ」
「心配で様子を見に来たそうな感じだったけど」
「お嬢様のことを考えて、
遠慮してるのよね
…本当に、
さすがお嬢様を守る騎士」
ふふっと、
楽しそうに笑う。
「じゃあ私はいくわね。
あまり長居すると怒られるもの。
ゆっくり休んでね」
「ありがとう」
頭を優しく撫で、ウィンクして去っていくルイ。