余命2ヵ月のわたしを愛した死神
***
そして、わたしはふと目を覚ました。
(あれっ、もしかして···わたし、もうラクになれたの?雨城さんが、無事に任務を遂行してくれたんだ。)
先程の激痛と気持ち悪さが全く無くなっており、わたしはぼんやりする意識の中でそう思った。
しかし、次第にハッキリとしてきた意識と目の前に広がる景色を見て、わたしは「えっ···?」と動揺の声を零す。
「えっ、何で?」
そう、わたしが居た場所は、雨城さんと2ヵ月過ごした自宅の寝室だったのだ。
わたしはベッドに横になっており、慌てて身体を起こした。
(えっ?どういう事?わたしは、もう肉体を持ってないはずだよね?いや···、わたしの姿はもう誰にも見えない状態なのかな?でも、何で寝室に?)
わたしは状況が理解出来ないまま寝室を出て、リビングへと移動した。
そこに雨城さんの姿は無い。
(でも確か、肉体と魂を切り離された後、死神が光の道へ導いてくれるって言ってたよね?雨城さんは、何処?)
わたしはそう思いながら、自宅の中で雨城さんの姿を探した。
寝室には居なかった。リビングにもキッチンにも居ない。
アップライトピアノが置かれている部屋も覗いてみたが、雨城さんは居なかった。
そして、わたしはバスルームへと向かった。
その時に何気なく洗面室の鏡に目を向けた時、わたしはそこに自分の姿が映っている事に気付いたのだ。
「えっ···、映ってる···、何で?」
わたしは独りそう呟きながら、自分で自分の顔を触った。
自分で自分の肌の感触を感じる。
そして、自分の手の温もりも感じ、それは生きていた時と何も変わっていなかった。
(えっ?わたし···、まだ生きてる?じゃあ、さっきまで一緒に居た雨城さんは?何処?)
わたしは慌ててバスルームを出ると、自分のバッグを探した。
すると、わたしのバッグをソファーの上で見つけ、その中からスマートフォンを取り出す。
時刻は"17時59分"。
退社した時間から、もう4時間は経っていた。
わたしはスマートフォンを開き、雨城さんに電話を掛けようとした。
しかし、そこには登録してあったはずの雨城さんの番号が消えていた。
「ない······」
それからわたしは次にメッセージアプリも開き、雨城さんの名前を探した。
しかし、そこにも雨城さんの名前は無く、トーク履歴すら存在していなかったのだ。
「えっ、なんで?なんで無いの?」
わたしは混乱し、既に探し回ったはずの自宅の中で再び雨城さんを探し始めた。
「雨城さん?!」
名前を呼びながら探すが、雨城さんから返事はない。
どうしたら良いのか分からなくなったわたしは、自宅を飛び出し、走るにはそぐわないパンプスを履きながら、走ってある場所へと向かった。
そして、わたしはふと目を覚ました。
(あれっ、もしかして···わたし、もうラクになれたの?雨城さんが、無事に任務を遂行してくれたんだ。)
先程の激痛と気持ち悪さが全く無くなっており、わたしはぼんやりする意識の中でそう思った。
しかし、次第にハッキリとしてきた意識と目の前に広がる景色を見て、わたしは「えっ···?」と動揺の声を零す。
「えっ、何で?」
そう、わたしが居た場所は、雨城さんと2ヵ月過ごした自宅の寝室だったのだ。
わたしはベッドに横になっており、慌てて身体を起こした。
(えっ?どういう事?わたしは、もう肉体を持ってないはずだよね?いや···、わたしの姿はもう誰にも見えない状態なのかな?でも、何で寝室に?)
わたしは状況が理解出来ないまま寝室を出て、リビングへと移動した。
そこに雨城さんの姿は無い。
(でも確か、肉体と魂を切り離された後、死神が光の道へ導いてくれるって言ってたよね?雨城さんは、何処?)
わたしはそう思いながら、自宅の中で雨城さんの姿を探した。
寝室には居なかった。リビングにもキッチンにも居ない。
アップライトピアノが置かれている部屋も覗いてみたが、雨城さんは居なかった。
そして、わたしはバスルームへと向かった。
その時に何気なく洗面室の鏡に目を向けた時、わたしはそこに自分の姿が映っている事に気付いたのだ。
「えっ···、映ってる···、何で?」
わたしは独りそう呟きながら、自分で自分の顔を触った。
自分で自分の肌の感触を感じる。
そして、自分の手の温もりも感じ、それは生きていた時と何も変わっていなかった。
(えっ?わたし···、まだ生きてる?じゃあ、さっきまで一緒に居た雨城さんは?何処?)
わたしは慌ててバスルームを出ると、自分のバッグを探した。
すると、わたしのバッグをソファーの上で見つけ、その中からスマートフォンを取り出す。
時刻は"17時59分"。
退社した時間から、もう4時間は経っていた。
わたしはスマートフォンを開き、雨城さんに電話を掛けようとした。
しかし、そこには登録してあったはずの雨城さんの番号が消えていた。
「ない······」
それからわたしは次にメッセージアプリも開き、雨城さんの名前を探した。
しかし、そこにも雨城さんの名前は無く、トーク履歴すら存在していなかったのだ。
「えっ、なんで?なんで無いの?」
わたしは混乱し、既に探し回ったはずの自宅の中で再び雨城さんを探し始めた。
「雨城さん?!」
名前を呼びながら探すが、雨城さんから返事はない。
どうしたら良いのか分からなくなったわたしは、自宅を飛び出し、走るにはそぐわないパンプスを履きながら、走ってある場所へと向かった。