もう一度、好きになってもいいですか?
第四章 その先へ
あなたの隣にいたいです
お母さんに本音をぶつけてから、日々は慌ただしく過ぎていった。
テスト勉強に追われたり、修学旅行の準備に追われたり。
気づけば、必然的に碧に会う時間なんてほとんどなくなっていった。
(碧も同じ学校だったら、毎日会えたのに……)
ふと窓の外を眺めてため息をついたとき。
「あーあ、碧くんと同じ学校なら良かったのに…なんて顔してるね、美咲」
隣から心葉の声。
まるで心を読まれたみたいで、思わず肩をびくっとさせる。
「えっ、なに……!?」
「ふふ、図星でしょ」
にやりと笑う心葉に、私は慌てて手を振った。
「ちょっと、からかわないでよ!」
その瞬間、前の方から先生の低い声が飛んできた。
「おい、そこ!静かにしろ!……そんな緩んでたら修学旅行なんて行けないぞ?」
教室が一瞬しんとしたあと、先生はどさっとプリントの束を机に置いた。
「はい、これが修学旅行のしおりだ。なくすなよー!」
ざわめきが一気に広がる。
「京都だって!やば!」
「お土産リスト作っとかなきゃ」
「班行動どうする?」
「舞妓さんに会えるかな〜」
机の上でしおりを開きながら、胸が少し高鳴った。
まだ碧に会えない寂しさは残ってるけど、修学旅行は確かに近づいている。
(もしかしたら……会えるのかな)
胸の奥が、ほんの少しだけ熱くなる。
先生の声に、教室中が一気にざわついた。
「金閣寺にー、抹茶にー、団子にー、ソフトクリームにー、」
「お前全部食べもんじゃん!」
「お土産は八つ橋でしょ!」
あちこちから笑い声が飛び交う。
私も手元のしおりを開きながら、胸が少し弾んでいた。
(修学旅行……いよいよだ)
「美咲〜!一緒に班入ろ!」
前の席の心葉が振り返ってきて、にこっと笑う。
「もちろん!」
「よかったぁ!じゃあ……あと一人どうする?」
「え?悠翔くんさそうでしょ?」
「えっ」
そこへ悠翔くんが「俺はもいい?」と加わってきて、自然に班は決まっていった。
まったく、初だなぁ。
「自由行動は清水寺と嵐山あたり行きたいなぁ」
「嵐山いいね!竹林で写真撮ろ!」
話はどんどん盛り上がる。
地図を広げて、赤ペンでルートを書き込んでいく作業は、ちょっとした遠足前の作戦会議みたいだった。
◆休み時間
____
saki._.days
修学旅行の班、決まったよ!京都いくんだ〜
 ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
え、マジで!?俺も京都行くんだけど!
 ̄ ̄ ̄ ̄
「うそ…!」
自然に口許が緩む。
_____
saki._.days
偶然すぎない!?笑
会えるかな?
……でも人多いだろうし、会えないかな
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
いや、俺は絶対見つける✌️
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
saki._.days
かっこつけすぎ(笑)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
じゃあ賭けな?
俺が見つけられたら、美咲は俺にお土産買ってきて!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
saki._.days
えぇ!?ずるい!
じゃあ私が先に見つけたら、碧が私の分!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
よっしゃ勝負🔥
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(……当日、本当に会えたらいいな)
スマホを閉じた瞬間、心臓がくすぐったく跳ねる。
◆放課後
心葉と文房具屋さんに寄って、しおり用にマーカーを買った。
「悠翔くんと一緒に、デートスポット行かなくていいの?」
「え、えっと……」
心葉は赤くなってもじもじ。
「……考えてはないかな。
美咲も一緒行くことになるし、迷惑でしょ?」
「そんなことないよ〜!
私は違う班に入れてもらうから、ほらメールしなって!」
私がからかうと、心葉はさらに顔を覆って「もうっ!」と笑った。
帰り道、紙袋を抱えながら空を見上げる。
(碧と同じ場所にいるんだ……それだけで、特別な修学旅行になる気がするな)
思考がどんどん碧でいっぱいになっている私に、苦笑した。
テスト勉強に追われたり、修学旅行の準備に追われたり。
気づけば、必然的に碧に会う時間なんてほとんどなくなっていった。
(碧も同じ学校だったら、毎日会えたのに……)
ふと窓の外を眺めてため息をついたとき。
「あーあ、碧くんと同じ学校なら良かったのに…なんて顔してるね、美咲」
隣から心葉の声。
まるで心を読まれたみたいで、思わず肩をびくっとさせる。
「えっ、なに……!?」
「ふふ、図星でしょ」
にやりと笑う心葉に、私は慌てて手を振った。
「ちょっと、からかわないでよ!」
その瞬間、前の方から先生の低い声が飛んできた。
「おい、そこ!静かにしろ!……そんな緩んでたら修学旅行なんて行けないぞ?」
教室が一瞬しんとしたあと、先生はどさっとプリントの束を机に置いた。
「はい、これが修学旅行のしおりだ。なくすなよー!」
ざわめきが一気に広がる。
「京都だって!やば!」
「お土産リスト作っとかなきゃ」
「班行動どうする?」
「舞妓さんに会えるかな〜」
机の上でしおりを開きながら、胸が少し高鳴った。
まだ碧に会えない寂しさは残ってるけど、修学旅行は確かに近づいている。
(もしかしたら……会えるのかな)
胸の奥が、ほんの少しだけ熱くなる。
先生の声に、教室中が一気にざわついた。
「金閣寺にー、抹茶にー、団子にー、ソフトクリームにー、」
「お前全部食べもんじゃん!」
「お土産は八つ橋でしょ!」
あちこちから笑い声が飛び交う。
私も手元のしおりを開きながら、胸が少し弾んでいた。
(修学旅行……いよいよだ)
「美咲〜!一緒に班入ろ!」
前の席の心葉が振り返ってきて、にこっと笑う。
「もちろん!」
「よかったぁ!じゃあ……あと一人どうする?」
「え?悠翔くんさそうでしょ?」
「えっ」
そこへ悠翔くんが「俺はもいい?」と加わってきて、自然に班は決まっていった。
まったく、初だなぁ。
「自由行動は清水寺と嵐山あたり行きたいなぁ」
「嵐山いいね!竹林で写真撮ろ!」
話はどんどん盛り上がる。
地図を広げて、赤ペンでルートを書き込んでいく作業は、ちょっとした遠足前の作戦会議みたいだった。
◆休み時間
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saki._.days
修学旅行の班、決まったよ!京都いくんだ〜
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aoiblue._.07
え、マジで!?俺も京都行くんだけど!
 ̄ ̄ ̄ ̄
「うそ…!」
自然に口許が緩む。
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saki._.days
偶然すぎない!?笑
会えるかな?
……でも人多いだろうし、会えないかな
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
いや、俺は絶対見つける✌️
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
saki._.days
かっこつけすぎ(笑)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
じゃあ賭けな?
俺が見つけられたら、美咲は俺にお土産買ってきて!
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saki._.days
えぇ!?ずるい!
じゃあ私が先に見つけたら、碧が私の分!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
aoiblue._.07
よっしゃ勝負🔥
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(……当日、本当に会えたらいいな)
スマホを閉じた瞬間、心臓がくすぐったく跳ねる。
◆放課後
心葉と文房具屋さんに寄って、しおり用にマーカーを買った。
「悠翔くんと一緒に、デートスポット行かなくていいの?」
「え、えっと……」
心葉は赤くなってもじもじ。
「……考えてはないかな。
美咲も一緒行くことになるし、迷惑でしょ?」
「そんなことないよ〜!
私は違う班に入れてもらうから、ほらメールしなって!」
私がからかうと、心葉はさらに顔を覆って「もうっ!」と笑った。
帰り道、紙袋を抱えながら空を見上げる。
(碧と同じ場所にいるんだ……それだけで、特別な修学旅行になる気がするな)
思考がどんどん碧でいっぱいになっている私に、苦笑した。


