溺愛されるオッドアイ

和真くん……目が合うなり玄関前まで行ってしまった。
でも、泊まり……。

「なら、私いない方が気が楽じゃ……」

女子がいたら、男同士の楽しみ……と言っても瑚白くんは熱があるからあまり騒げないとは思うけど、私がいない楽しみ方があるだろうし。

泊まりに来ることがわりとあるならなおさら、いつも通りに泊まった方がいいんじゃないかな。

「瑚白を看る点では、お前が一番たけてんだろ」
「それにおれはお姫様いた方が楽しいし。な、かじゅま?」
「かじゅ……新、お前それいつまで言うつもりだよ!」
「色ちゃん寝てるからシー、よ。ほら、てことで行こうぜ」

鍵は一旦和真くんが預かるとのこと。

「和椛ちゃんは急だし一応無理だった時は連絡ちょーだい」
「うん、でもおっけーもらってくる!」

途中まで一緒だというのに私は先に走り出してしまった。
わけを話せばだめとは言われないはず。
だから明日の分の食べれそうな物を持って行かなきゃ。
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