溺愛されるオッドアイ


「でも、みんな優しいし大丈夫。明日ちゃんと帰る時連絡す──」
「ぼくも泊まるから」

は?、え?──と私たちの声が重なり、奏くんは人生ゲームをしていたところに座った。

「なるほどな。それで最初からそのつもりでリュック背負ってきたってわけか」
「そうだけど?いくら友達でも男だらけに置いてけるわけないだろ。それとも写真撮ってお母さんにバラそうか?」

うげっ……。

「お前こわいな」
「うるさい」

和真くんの言葉が私が心の中で思ったことと同じ。

「勝手に決めないで、瑚白くんにちゃんと聞いて」
「ぼくは断れても泊まるけど」
「……どうぞ、一人増えたってどうにもならないだろうし。僕はいいよ。問題さえおこさないならね」

半ばあきれまじりに瑚白くんが了承すると、椛月はにわかに口角をあげる。
そんな弟に私も新くんたちも苦笑いをするしかなかった。
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