溺愛されるオッドアイ
視界に私を見下ろす和真くんがいて、顔の片側に感じる床の冷たさに自分が横たわっていることに気づく。
「和真く……ん?」
すぐに起きようとするも、体が動かなかった。
え……なにこれ……。
手足がしばられてる!?
──ああ……そうだ。
買い出しに行って、その時に和真くんが気絶して……椛月からの電話に出ようとした時に、背後から誰かに……みぞおちがキリキリする。
だけどさすることは出来ない。
「っくそ、最悪だな。お前も俺も、このざまだ」
「え?あ……」
和真くんは起きてるけど、私と同じようにしばられていた。
とりあえず起きようにも、後ろでしばられる手のせいでうまく起き上がれない。
「んっしょ……っと」
よじったり、反動を使ったりしてなんとか起き上がり、私はここはどこなのかと辺りを見渡した。
「……檻?」
ぐるりとなんとか見渡し、鉄格子の中だと理解する。