溺愛されるオッドアイ
Ⅺ Stray vs Murkiness
✿✿
──まじまじと見つめられた目。
「これで証明になったでしょ。これ以上、あまり目を見ないで……」
目をつむれば、確かめて満足したのか瀬名は布を取りはらい、うんうんと頷いた。
「嘘じゃないね。今日はいい日だ」
「……いい日?どういう──」
たずねようとして気付いた。
懸賞をかけていた私を見つけ、つかまえ、おまけに……奏くんをMurkiness側に助けにこさせて呼べる。
総長戦が出来ない奏くんを、チーム対抗でも倒す目的がはたせる、だから上機嫌なんだってことを。
スマホがいじられて奏くんたちに連絡が行ってれば必然的に助けに来ることになる。
でも……奏くんを連れてきてはいけない。
それは新くんも瑚白くんも分かってるはず。
だから奏くんは抜いて来る……?
Murkinessがどれくらいの規模なのか分からないし、二人でも簡単にはやられないだろうけど──