溺愛されるオッドアイ

どうするんだろう、そう考えていると遠くからゆったりとした声が聞こえてきた。


「和ー椛ちゃーん、かーずーまー。どこー?ってか今更だけどなんで椛月くんもいんの?」
「緊急用に登録してた家族共有の位置情報見たから。途中で電源切れたっぽいけど」
「なるほどな……って二人とも見っけ!」


声が次第に大きく聞こえてきて、地下室の入口から続々と姿を現した。

「椛月!」
「瑚白!奏先輩!」
「ちょ、おれは!?」

鉄格子が視界の邪魔をするも、はっきりとStrayのメンバーと椛月の姿が見えて私と和真くんが反応すれば、すぐ近くから『チッ』と舌打ちが聞こえた。

もちろん、それは瀬名がしたもので。
瀬名は乱暴に檻をしめて、奏くんたちのもとへと歩いていき、ひらひらと手をあげた。

「いらっしゃいませーStrayの残りと……?君は誰?見たことないなー」

瀬名は椛月を見て、分かりやすく首をかしげる。
また椛月の方も分かりやすく嫌そうにする。
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