溺愛されるオッドアイ
大丈夫だと、肩を回して見せる奏くんは我慢してそうな顔ではないため、ホッと胸をなでる。
それは、まだ知り合って日が浅い椛月もおなじだった。
「喧嘩すんなって、んなこと医者が言うかよ……まぁなんともないならいいけど。というか、ぼくこんな乱闘に巻き込まれたことなかったけどさその……最後の、すごいなって思った……」
照れくさいのか、奏くんとは目を合わせない椛月だけど、これが椛月の素直な気持ちなんだろうな。
そんな椛月のことを分かってか、奏くんは小さく笑った。
「なんだ、Strayに入りたくなったか」
「え?いや……どうだろ」
「いいじゃん!そしたらだーい好きなお姉ちゃんといれるぜ?」
「だっ!?」
椛月の肩をゆさぶる新くんの発言に、あわてながら赤くなる椛月。
でも、否定しないのがお姉ちゃん的には嬉しい。