溺愛されるオッドアイ
瑚白くんの引っ張ったりつまんだりしていた手をはなせと、椛月は手刀をいれるも私の耳の横で空を切った。
「そ、奏先輩……こ、瑚白が、ほっぺ」
「見ただけで動揺すんな。つーか、ちゃんと克服できてんのか和真」
「え……ど、どうだろ。あ、そう言えば和椛が買ってくれたマジックハンドが割られちまって……悪かった。俺のせいで」
急にしおらしくなった和真くんは、私に頭をさげる。
「そんなそんな!和真くんのせいじゃないよ。それにハンドはまた買えばいいの。……檻の中で守ってくれてありがと。あと、パーカーも。洗って帰すね?」
暴れたり、尻もちついたりでよごしてしまったかもしれないから。
「い、いい。気にしなくて」
「でも……分かった。本当にありがとう」
大丈夫だと言う和真くんに、お言葉に甘えて腰からパーカー外して返した。
すぐに和真くんはパーカーを羽織る。
そんな私たちの一部始終をそばで見ていた新くんはとんでもなくニヤついていた。
「成長したじゃん、かじゅま……ぬふっ!」
「なんだその笑い方は!ていうか、その呼び方いつまでやるつもりだ新!!」