溺愛されるオッドアイ

……『も?』と、和真くんへ視線が集まり、自分の発言に和真くんはフードを思いっきりかぶってしまう。
でもそんな和真くんを気にしない子がひとり。

「へぇ?好き?はぁー?だめ、だめ、だめ!」

ぴたりとくっついて私の腕をつかみ威嚇しだす椛月。
すっかり、姉離れしてた弟が可愛さを取り戻して……私的には嬉しい限りだけど。威嚇さえしなければなお、ね。

「和椛が入るならぼくもStray入る!ぼくに勝てるなら和椛のこと好きになってもいいことにしてやるよ」
「……ほう?椛月、お前総長の俺に勝てるとでも?新とかならまだ分かるけどな」
「ちょ、奏ちゃんひどくない!?」

椛月の言葉にのる奏くんに内心驚くも、どこか楽しそうだからとめることはしない。
椛月は勢いでもStrayに入ると言うけれど……私は──

「和椛、僕は和椛にもStrayにいてほしい。もう必要不可欠だよ」
「そうそー和椛ちゃんの目、きれいでおれは好きだし?いいじゃん、お姫様継続賛成!和真は?」
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