溺愛されるオッドアイ

うわ、とか……ぎゃー、とかやられる声と状況を目に、あっけにとられ、今来た四人の誰のことも見たことがなく、瞬く間にやられる不良くんたちを見ているだけだった。

そして倒した側の三人を見れば、つまんねぇ、三秒ジャスト、と言ってる声が聞こえてきた。
それと同時にリーダー格なのか、片せと言った子が私のことを横目に三人と合流する。

だけど……なぜ?
私を助ける理由なんてある?───でも今は、

「……えっと、ありがとう」

とりあえず、お礼だよね?誰か分からないけど、助けてくれたんだから。
全員が私の方を見るから、軽く頭を下げるとリーダーっぽい子が、肩ごしにフッと笑い『行くぞ』と声をかけると、みんな背を向けて歩いて行ってしまった。

「……いったい、誰なんだろ」

私とは一言も話さず、ただ倒して帰っていくなんて……すごい強いみたいだけど。

……良い不良?とか?
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