溺愛されるオッドアイ





「ねぇ莉乃、いい不良っていると思う?」
「え?なにそれ」

土日の休み明けの朝、登校早々に莉乃が私の席へと来たから疑問に思っていたことを口にすれば、莉乃はポカンと口をあけた。

「どうしてそんなこと考えてんの?」
「……ほら、ここいらって不良くんたち多いでしょ?だから、気になって」
「そうねー……あ、でも──」

莉乃の言葉を持っていれば、それをさえぎるように廊下から急に大きな黄色い声が聞こえてきた。

──なに?今日何かあるっけ?

私の記憶ではそんな喜ぶようなイベントはない。
なのにこの声は一体……。
そう思っていれば、女子たちがぞろぞろと教室を出たり、廊下に集まったりしてきて。

とりあえず席から見ていれば、

「どうしてこっちに……!?」
「奏様、ステキ……」

そ、そうさま?
と言うか男の子?
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