溺愛されるオッドアイ

切り抜け方を考えようとした瞬間、後ろからひとり、私の横すれすれを通って吹っ飛んでいった。
私だけでなく、囲んでいた子たちも驚いて目を見開く。
間違いなく私の後ろにいた不良くんが飛んでいった。
……っていうことは、さらに後ろに誰かいるってこと。

見たいけど見ない方がいい気もして、迷いながらも私はものすごくゆっくりと後ろへと振り向いた。

──っ……!?

明らかに囲んできた五人組よりも強そうな子たちが目にはいる。
……こちらは四人。
誰の蹴りかはわからないけど今の飛ばされ方を見るに、そこらの不良と同等ではなさそう。

また違う不良が増えたことに一瞬にして冷や汗が出る。

「……片せ」

制服のブレザーを肩にかけたひとりの一言で残りの三人の目がギラついた。

──まずいっ!

カバンを地面に放って構えるも、

「え?」

今来た子たちは私ではなく、私を囲んでいた人達をなぎ倒していく。
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