溺愛されるオッドアイ
……なんだったの?
「……ぷはっ、やっとまともに息できた。というか、今の呼び出しなに!?」
「さあ私にもさっぱり……で、奏様って何者なの?モデル?」
「ほ、本当に知らないの!?Strayの総長様だよ!」
ストレイ──?ってなに?
何のことなんだか分からない顔をすると、莉乃からは盛大なため息が……知らないとそんなリアクションされるの?
そもそも、私は奏様なんて名前聞いたことないんだけど。
でもそれも口にしたら、また莉乃にため息をつかれそうだからやめておこう。
「Strayって言うのはね、ここいらをうろついてる不良の中でも、群を抜いてものすごー……く!強いの!」
「へぇ……」
「奏様と他三人、みんな美形と言われていて……Strayのたまり場はこの!付箋に書かれてる男子校舎の四階に、あるの!分かった!?」
力説する莉乃に顔を寄せられ、私は小さく頷いておいた。
「行って、何があったのか後で教えて!」
約束!と無理やり指切りをさせられた。