溺愛されるオッドアイ
「ごめん遅れた。掃除が長引いて」
「あいつらがふざけだすから終わらないんだよ。ほんといいとばっち、り……」
入ってきたのは二人の男の子。
きちんと制服を着る白髪の男の子とパーカー着た茶髪の男の子。
二人とも私を見て固まるも、パーカーの子はより固まったように見えた。
「お、おんっ……!?」
オレンジ色の瞳をこれでもかと開いたと思えば、瞬間移動をしたようなくらい、速い動きで奏様の背中へと隠れに行った。
「おい、隠れんな」
「む、虫とかカミナリよりも……苦手なんだってば!!」
「という、極度の女子苦手男子なんだよねー」
けらけらと笑いながら新くんは説明してくれる。
「そ、そう」
白髪の子は『ふうん』と言って私のそばに来て並んだ。
「他の子はいいとしてもそれだけ女子が苦手なら……私入らないほうがいいと思うんだけど」
入る気はないけど、例え入ったとして苦手だと避けられるのも、会う度にされていたら精神的ダメージがつのりそう。
この子的にも、警戒する者がいないほうが──