溺愛されるオッドアイ
冷静に思い出せば、なんとなく見た顔だって今更だけど思えてくる。
あの時はちょっと焦っていたせいか、同じ制服だったことに目がいかなかったんだな、私。
……未熟だ。
じいちゃんに鍛えなおしてもらわないと。
「……その顔は思い出したようだな。それで?お前はどうしたい。一応聞いてやる」
「一応って……」
懸賞ってことは、徐々に私だと分かってくれば……ひとり、追いかけ回されることになる可能性がでてくる。
……ひとり、なら。
でも、Strayに身を置くことで護られるというか、この目に見えないところを補ってもらえる……はず。
安心なのはどう考えても後者。
でもなぁ……。
「な、なんで見るんだよ!?」
私は和真くんへ視線を送った。
すぐに反応して引っ込んでしまうけど。
この反応では私は大丈夫だとしても和真くんが……ね?