溺愛されるオッドアイ
「奏ちゃん、和椛ちゃん大丈夫!?」
「お、お、お前……大丈夫かよ!」
焦りながらも来てくれた新くんはやたらめったら撫でてきて、和真くんは挙動不審になりつつも『足、足っ……』と私のローファーを指差す。
「俺はなんともないが……」
お前は?──そう奏くんの目がうったえている。
だからとっさに笑ってみせた。
「大丈夫だい……じょうぶ!目のおかげで!」
「そ、そうか……って近すぎた!!」
目にも止まらぬはやさで家の塀に背をつけた和真くん。
最初の不良くんたちを倒してきた瑚白くんが合流すると安堵の笑みと苦笑いするみんな。
……正直、少し痛い。
足を地面につけた時が一番痛かった。
体重をのせるともっと……。
でも、痛い痛いとさわぎたくはない。
私が出した足。
自分から受け止めにいったんだから、誰にも心配かけたくない。
私が笑って流せばいいだけ──