溺愛されるオッドアイ
Ⅵ 総長の過去
✿✿
「いったい……!!」
翌朝、足のことを忘れ床に足をついた途端に込み上げてきた痛みに、ついさけんでしまった。
口をおさえ、おそるおそる足の裏を見てみることに……。
──やっぱり。
お風呂や寝る前に足の裏を確認したけど、瑚白くんの言ってた通り。
より赤み……というか、どす黒さのある赤みが。
「……これはひどいな」
昨日の帰りも普通に歩けますよー感をただよわせて、みんなが見えなくなってからは汗をにじませながら帰ってきた。
お母さんたちには、体育で……と嘘をついて。
『和椛ー、どうかしたのー?』
ドタバタとしたせいで、部屋の外からお母さんの声がした。
「な、なんでもなーい!」
替えに使って、と瑚白くんからもらった湿布やら包帯やらを見様見真似で巻いて、急いで学校へ行く準備をした。