溺愛されるオッドアイ

合図していた子と……奏くんにバットを振り下ろそうとした不良くん。
どうやらバットの子が私の顔を覚えていたみたい。

「この前はどーも。君が余計なことしたせいで黒夜をつぶせなかった。その上、夏木たちに返りうちされて……オレらの総長からおしかりをうけちゃってさー」

今日はバットとか持ってないみたいだけど……弱気を見せたら──なめられる。

「それで私に仕返しにでもきたの?またやられて怒られるんじゃない?」

警戒しつつも、お金をいれて炭酸を取り出しながら挑発じみた言葉を返すと、二人は私に近付いてきた。

「黒夜奏の居場所をはけ」
「あいつらとただのお友達ってわけじゃねーだろ?Strayが女連れて歩いてるとこなんて見たことねーし」

軽い挑発にはのらない、か。
それに、この不良くんたちは西側……Murkinessの子たち、または……

『自分たちがまとめる連中をちょいちょいおれらのところに送ってくるわけよ』──Murkinessの支配下にあるチームの不良かのどちらか。
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