溺愛されるオッドアイ
「……つかお前、おひ、お姫様って柄じゃないだろ!!どーみてもさっきの二人まとめての蹴りの威力はおかしい!」
「たしかに。女の子として考えると、和椛の力は平均より異常な気はするね」
え……なんか私がバカ力みたい……。
「……っと、いけね。おーい、見ての通り何事もなく終わったぞ」
少し離れてる和真くんの首から下げられてるスマホに、新くんと小さく奏くんが見えた。
どうやらテレビ通話にしてた見たい。
「あ、奏くん!良かったぁ」
のんきに手を振るも、画面にうつる新くんは口をおさえていた。
『やっべぇな……和椛ちゃん』
「え、私なにかやらかした?」
横にいる瑚白くんにも問うと『ある意味ね』と言われる。
『一人ならまだしも、男二人ぶっ飛ばすとかっアハハ!……っつか、その格好なに?』
え?
「あ!!」
道着のままだった……。
飲み物のために外へ出たから。
しまった、私はこの格好でダッシュしてたわけか……。
後でじいちゃんに連絡しとかなきゃ。
『文房具屋近くの件から薄々なにかかじってんなと思ってたが、なるほどな』