不良×さわやか~どっちがどっち!?~
第2章~揺~

動揺する心

あの騒動からまた一夜明けた。
 最近へんな人と会いすぎ!
はあー頭の中整理するか・・・
「まず、カラオケ行った。その後変な男が入ってきて、次の日に変な人たちに呼ばれて(通称)さわやか少年が付き合おうとか言い出して、また次の日さわやか少年に会って怒鳴ったらさわやか少年とは思えない不良ぶりで香水の匂いがさわやかだったって言ったら走って逃げていってしまった・・・。」
  この話題でテレビ出れるし♪
なーんて・・・。

この頃学校に言ってもあの不良?さわやか?少年の姿がなかった。
  やっぱ二重人格なのかな・・・・。
里佳には「不良だからー学校来ないんじゃない?」
  そうだよね!あの人は強制的に私を彼女にした名前も知らない人だもんね。 
性格も知らないのに・・こんなにも気になってる。でもそんな事里佳や弥生には言えないよ。あんな性格も分かんない人好きになっただなんて・・。軽い女だって思われるの嫌だし。

「そうだよね!不良だもんね!あはは~」
 本当は笑いたくなんかないよ・・・。

好き 
  認めたくはなかったのに・・
心がどきどきする・・・これは恋なのですね・・


そんな中でのある日。
 一本の電話が携帯に届いた。相手は・・・ん?
知らない電話番号。怪しかったけどなんか期待してたんだよね。
 あの意味不明な人からだって。
電話に出ると「・・・」
 無言かあーい!でも期待から確信に変わった。
 「美来ってお前か?話しあっから今すぐ青春公園に来い!」
 プープー・・・っ

切れた・・あたし行くべき!?
でも行かないとまたなんかグダグダ言われそうだし・・・
 話にケリつけないと・・・

そう思って家を出た。急いで公園に向かったのだ・・・





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