片恋はおわらせるつもりだったのに、強引に囲い込まれて愛されています!?
第1章 別れを告げるはずだったのに
穏やかな気候が続く春。社交シーズンが目の前に迫り、貴族たちはそろって準備に励んでいる。
邸にはパーティーの招待状が届きだし、執事と両親が先の予定を立て始めた。今シーズンのために注文したドレスも仕上げに入ったと連絡があり、否応なしにシーズンの到来を思い知る。
社交シーズンは憂鬱だ。他人とかかわることが苦手で、特に男の人を前にすると思考がフリーズしてしまう。
それだけじゃない。私は感情を表に出すことが大の苦手だ。どういうシチュエーションでも無表情なせいで、陰では『鉄仮面』なんて呼ばれている。
貴族令嬢として愛想がないのは致命的だ。これでは良縁をつかむなど夢のまた夢。
けど、こんなもの『あのこと』に比べたら大したことない。
邸にはパーティーの招待状が届きだし、執事と両親が先の予定を立て始めた。今シーズンのために注文したドレスも仕上げに入ったと連絡があり、否応なしにシーズンの到来を思い知る。
社交シーズンは憂鬱だ。他人とかかわることが苦手で、特に男の人を前にすると思考がフリーズしてしまう。
それだけじゃない。私は感情を表に出すことが大の苦手だ。どういうシチュエーションでも無表情なせいで、陰では『鉄仮面』なんて呼ばれている。
貴族令嬢として愛想がないのは致命的だ。これでは良縁をつかむなど夢のまた夢。
けど、こんなもの『あのこと』に比べたら大したことない。