片恋はおわらせるつもりだったのに、強引に囲い込まれて愛されています!?
 私が一番憂鬱なのは――大好きな人が愛らしい女性に囲まれている光景を目にすることだ。

 自分の気持ちを口にする勇気もないくせに、一人前に嫉妬してしまう。ほとんどあきらめモードなのに、もしかしたら――って期待してしまう。

 でも、それももうおしまい。

「アルスさま。幸せになってくださいね」

 私はこの気持ちに終止符を打つ。大好きな人の将来の邪魔にならないために。

 ――この気持ちを捨てる。そのはず――だったのに……。
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