【完】君を酔わせるまで離さない〜ワンナイトのはずが絶倫すぎる俺様副社長に本気で囲われています〜
その言葉は奏汰ではなく、隆之に向けられていた。最初から奏汰とは話をする気がないと言わんばかりだ。
「氷室にとっても、高坂にとっても。悪い話ではないはずだと思うのですけれど」
「……橋は誰が架けるかで耐久性が変わる」
麗奈の言葉に、稔は一拍置いてから声を上げた。
「高坂としても、時東と組む話は魅力的には見えます。ただし、短期的には、です」
稔の声に麗奈が一瞬だけ箸を強く握った。彼女の視線が稔とぶつかった瞬間、ほんの僅かに空気が張り詰める。
一気に冷え込んだ空気を緩ませるように、隆之が小さく咳ばらいをして言葉を紡ぐ。
「三者それぞれの考えがある。だから今日は、こうして皆さんにお集まりいただいた。今後に関わる大事な話を、冷静にしていきましょう」
庭園の青紅葉が風に揺れ、鹿威しが、また一度、乾いた音を響かせた。
「氷室にとっても、高坂にとっても。悪い話ではないはずだと思うのですけれど」
「……橋は誰が架けるかで耐久性が変わる」
麗奈の言葉に、稔は一拍置いてから声を上げた。
「高坂としても、時東と組む話は魅力的には見えます。ただし、短期的には、です」
稔の声に麗奈が一瞬だけ箸を強く握った。彼女の視線が稔とぶつかった瞬間、ほんの僅かに空気が張り詰める。
一気に冷え込んだ空気を緩ませるように、隆之が小さく咳ばらいをして言葉を紡ぐ。
「三者それぞれの考えがある。だから今日は、こうして皆さんにお集まりいただいた。今後に関わる大事な話を、冷静にしていきましょう」
庭園の青紅葉が風に揺れ、鹿威しが、また一度、乾いた音を響かせた。