【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
食べ終わって二人でテレビを見てゆっくりしてたけど、そろそろ帰ろうかなーと思った瞬間。

背後にいた勇凛くんに、首筋にキスをされた。

不意打ちに驚いて全身が震えた。

やばい、それをされると、スイッチが……!

「七海さん、今日可愛くて、ずっと我慢してました」

勇凛くんの瞳が熱を帯びている。

「え……、そうなの?そんな風には見えなかったよ」

「せっかく遊びに誘ってくれたのに、そういうこと考えてるのバレたら情けなくて……」

勇凛くん……。

「これから素直に言っていいよ」

「……はい。ありがとうございます」

その瞬間勇凛くんに押し倒された。

「このままいいですか」



「今日歩き回ったからちゃんと洗ってからがいいんだけど……」

「すみません。待つのきついです」

ジリジリと勇凛くんが迫ってくる。

「……いいよ」

もうあるがままの私を差し出そう。

まともに服を脱ぐ余裕もないまま、勇凛くんと深く繋がってしまった。

「七海可愛い……好き」

そう囁かれると頭が回らなくなる。

この時だけ理性も敬語も外れる勇凛くん。

「兄さん……七海に触れて……許さない」

表情がやや怖い。

こらえきれずに声を漏らすと

「今の声また聞かせて」

とねだってくる。

別人みたいだ……。

そして、若くて体力があるせいか果てしない。

もう無理!と思っても、なぜか体はしっかり受け入れているという。

きっとこれが、相性がいいというやつなんだな……。


──その日は結局泊まった。


私の退職日はもうすぐ。

あの男の元へ行く前の英気を養うひとときだった。
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