【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
着替えて会議室から出ると──

待ち伏せていた厄災。

「あ!七海ちゃん!何その服、いい感じじゃん。これから宜しくね」

「よろしくお願いします……」

追い討ちをかけるように現れる。

「これから毎日会えるねー。仕事帰りとか遊びに行こうよ。俺今日空いてるからさ」

煩いんじゃ。

「人妻なんで、お断りします」

無視して副社長のところへ。

またエレベーターを上がる。

29階。

社員の声が聞こえる。

そちらの方向へ行こうとすると

「君の仕事場はこっち」

勇輝さんが待ち構えていた。

勇輝さんの後についていくと、たどり着いたのは『秘書課』とプレートに書いてある。

勇輝さんがその扉を開けると──


誰もいない。

デスクは沢山あるのに。

どういうこと……?

私が戸惑っていると

「秘書課の社員は全員別の部署に配属させた」

え……?

恐る恐る彼の顔を見る。

少し口角が上がっている。


「秘書課はこれから君一人だ」


とんでもない試練がさっそくのしかかってきた。
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