【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
資料を漁り、前任の社員に確認を取ったりして、なんとか用意できた会議資料。

初日から超ハードモード。

すると、勇輝さんが入ってきた。

「準備できたか」

私を見下ろす。

「はい。こちらです」

私が渡すとすぐに目を通した。

「これくらいはできるようだな。安心した」

私を試している。

わかっている。

「じゃあ午後の資料もよろしく」

彼は出て行った。

この会社のこと自体よくわかってないのに会議資料とかふざけんなー!

と怒りをおさえてまた次の会議資料をつくるべくまた資料を漁り、その間に電話応対をし、前任に確認をとり……

昼食を食べる時間がない。

「お腹減った……」

でも、なんとしても失敗したくない。

私は耐える。

そのまま黙々と目の前にある仕事をこなしていた。

──定時

もう屍のようだ。

初日からフルスロットル。

するとまた勇輝さんが来た。

「初日にしては上出来だな」

ムカつく。

「ええ、初日にしては到底一人でこなせるとは思えないような仕事量でした」

満面の笑みで答えた。

「明日は取引先へ行く。それまでに必要なものを用意しておけ」

そう言うと出て行った。

帰ろうと思ったのに!!

まぁ元から定時に帰れるなんて思ってなかったけど……。

勇輝さんの明日のスケジュールを確認する。

するとスマホに通知が。

『お疲れ様です。仕事どうですか?大丈夫ですか?』

勇凛くんからだった。

大丈夫じゃない……けど。

『なんとかやってる!今日はまだかかるから、先に帰ってて』

既読。

『待ってます』

勇凛くん……。

私のオアシス。

「仲良しだね~」

いつの間にか背後を取られていた。
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