【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「え……いつ頃日本にいらっしゃるの?」

「まだはっきりは決まってないんですけど、近々という感じで、また連絡がくると思います」

ど、どうしよう。

ご両親にまで反対されたら、私、やっていけるの……?

でも息子が結婚したなら、親として相手の顔は見たいのは当然だし……って。

「あ、親にちゃんと言ってなかった」

自分の親が完全に空気だった。

「そうですね。俺も七海さんのご両親に挨拶に行きたいんです。ただこんな状況になってしまって、なかなかタイミングが難しくて……」

「そんなに慌てていく必要はないよ。うちの場合は」

とりあえず電話だけしとくか。

「なるべく早く行きたいです」

勇凛君のまっすぐな視線を見ると、安心する。

迷わないで進めるから。

「一応電話で報告だけしていいかな?」

「はい!」

そして私たちは帰路についた。

***

家に着いて、母に電話をかけた。

『もしもし~』

久々に聞いた母の声。

「夜遅くにごめんね。ちょっと話しておきたいことがあって」

『ん~?なに~?』

「私実は結婚したんだ」

『……え?』

事後報告ごめんお母さん!

「色々あって言うタイミング逃してた」

『え、相手は?』

なんていえば……!

「職場の人で……」

一応今は同じオフィスで働いている。

『色々聞きたいんだけど、今お父さんが入院しちゃって』

「え?なんで??」

なんで言ってくれないんだよ!

『健康診断でひっかかっちゃって。もしかしたら手術かもしれない』

そんな……!

「じゃあ私行くよ!」

『そんなに慌てなくていいわよ。癌とかじゃないから』

母と電話を終えた後、悶々と考えていた。

両親も、いつまでも健在じゃない。

なら、ちゃんと勇凛くんを紹介したい。

私は意を決した。
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