【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
目を逸らせないでいると

「……ふ」

勇哉さんが爆笑した。

「七海ちゃん……変な人に騙されないようにね」

部屋を出て行った。

ふざけんな!!
また振り回されてうんざりだ。

勇哉さんはさておき──

私は勇凛くんに報告した。

今日は大学に行く日だから会社にいない勇凛くん。

『明日、勇輝さんと福岡の出張に同行することになった』

そうメッセージを送ってしばらくすると、すぐに電話がかかってきた。

『なんで七海さんまで行かないといけないんですか!?』

「会議に同席してほしいって言われて……」

『日帰りですか……?』

「夜に会食があるから、泊まりなの」

──沈黙

『不安です……。そんな遠かったらすぐに助けに行けません。俺もついていきます』

え!?

「ダメだよ!明日は勇凛くん研修の日だよね?それを休んでこっちに来て勇輝さんにバレたら、私たちが今頑張ってる意味がなくなっちゃうよ……」

勇凛くんの気持ちはわかるんだけど。

『……わかりました。でも何かあったら必ず連絡ください。なんとかして駆けつけます』

勇凛くんの優しさが心に沁みる。

「ありがとう」

『今日、会社に迎えにいきます。少しでも会いたいので……』

「待たせちゃうかもしれないけど……」

『大丈夫です。待ってます』


なんとかして今日は早く終わらせよう。
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