【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
──朝

アラームで目覚めると、勇凛くゆからのおはようメッセージ。

そして、森川さんからも。

『会社の挨拶用に土産とか買うから、先帰ってて』

森川さんもうすぐ林に来る。

一体どうなるのか見当もつかない。

その時、勇輝さんからもメッセージが。

『今日午後から社内会議がある。それまでに出社するように』

今日も会議……。

私は三人に返信をした後、ホテルからチェックアウトをして空港に向かった。

そして、福岡から東京へ──

***

羽田に着いて、搭乗口から出ると、そこに見覚えのある姿が。

「勇凛くん!?」

勇凛くんが立っている。

確かに何時に着くかは言った。

でも来るとは言ってなかった。

「夜に会おうと思って我慢してたんですけど、無理でした」

勇凛くんの恥ずかしそうな笑顔に、いろんな思いが込み上げてきて、周りの目を気にせず抱きついてしまった。

「会いたかったよー!」

「俺もです」

勇凛くんの温もり、匂い、私の居場所。

「今日は大学……?」

「はい」

「そうかー」

ほぼ顔は合わせられないけど、同じビルにいる方が安心する。

「ちゃんと迎えにいきますよ」

優しい声。

「うん。早く終わらせる」

二人で手を繋いで歩く。

「あ……七海さん、うちの両親の帰国、来週になったんですけど大丈夫ですか……?」



「う、うん。大丈夫だよ……」

「今週は七海さんの実家ですね……。緊張します」

完全に忘れていた。
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