【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
勇哉さんは、なぜか乗る便まで俺に教えた。

これは俺を試しているのか……?

バレないように帽子を被ってマスクをしていた。

同じ便で、後ろの方の席を選んでいた。

──すると、飛行機の出入り口から彼女が来た。

一人で座席についた。

そして少し経つと、彼女の隣に男が座った。

彼女の声が微かに聞こえる。

まさか……。

見つからないように移動すると、勇哉さんだった。

私服に帽子にサングラス。

気づかなかった。

彼女に馴れ馴れしく話しかけているのを見て、嫉妬している自分が情けなかった。

流石にここでは無理だが、目的地では見張っておこうと思った。

──が

これはお節介か?

そこまでされたら引くか?

引かれたところで、どうせこれ以上近づけない関係なら気にしても仕方ない。

困ってるなら手の差し伸べる。

それだけだ。

◇ ◇ ◇

──福岡に到着

見つからないように出ると、勇哉さんは彼女が行く方とは全く違う方向に歩き出した。

これは待ち伏せして、仕事が終わったタイミングでまた付きまとう感じか?

なら……

勇哉さんの方を見ていよう。

と、勇哉さんを尾行していた。
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