【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
──翌日

「話したいことがある」

「なんでしょうか?」

「これから会社の体制が変わる。秘書課の人員配置も変える。何人かまた社員を戻す」

「認めてくれたってことですか!?」

「それとこれは話は別だ」

「勇輝さん、社長になったらもっと忙しくなりそうですね。体調気をつけてくださいね」

余計な一言を……。

「は?」

「失礼しました……」

「私が忙しくなれば君も忙しくなるな」

「……私続投なんですね」

「まだ君の力量をちゃんと測れてないからな」

力量なんて測るつもりはもうなかった。

かといって、この会社から追い出すつもりもなかった。

もう秘書をさせる必要もない。

──だが

なぜかそばに置きたかった。

その感情が何なのかはわからない。

今思うと、唯一、心を許せた人間だからだ。

信頼できると判断していた。
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