【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「勇凛くんお腹空いてるよね?」

「はい、少し。何か作りましょうか?」

「え!昨日も作ってもらったからいいよ。今日は何か頼もうよ」

「ダメですよ。医者から言われてますよね?ちゃんとした食事を食べないと」

勇凛くんは冷蔵庫を覗いた。

「昨日の残りの食材が少しありますけど、これじゃ足りないので俺今から買いに行ってきます」

「そこまでしなくていいよ!」

「でも七海さんの体が大事ですから」

好意は嬉しいけど真面目すぎる。

「じゃあ私も行くよ」

「七海さんは休んでてください」

「勇凛くんだけに任せてのんびりしてるのは嫌なの!」

──沈黙が流れた。

「わかりました。すみません。暴走しました」

「ううん。私のためにありがとう。一緒に買いに行こう」

私と勇凛くんは二人で歩いてスーパーに向かった。

勇凛くんの手が私の手元にきた。

私は勇凛くんの手を握った。

あっという間にスーパーに着いた。

二人で食材を見て回る。

「勇凛くんは何が好き?食べ物」

「和食が好きですけど、なんでも食べますよ」

「じゃあ今度カレー作ろうかな……」

カレーくらいしかまともに作れない。

もっとレパートリー増やさないと。

「七海さんのカレー食べたいです」

嬉しそうな勇凛くんの表情。

「うん、落ち着いたら、ね」

「七海さんは今日何が食べたいですか?」

「うーん。ハンバーグかな……」

その時思い出した。

ハンバーグの作る手間を。

「ごめん、今の忘れて」

「なんでですか?」

「ハンバーグって手間かかるし」

「七海さんが食べたいものにしましょう」

勇凛くんは肉コーナーに行って挽肉を入れてきた。

「え!本当に作るの?」

「はい。うまく作れるかわかりませんが」

他にも食材を買い込んで、また二人でマンションに帰った。
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