【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「暫くやってなかったから、もう無理かも」

しかもレギュラーじゃなかった。

「じゃあ今度、市民体育館とか借ります!」

マジか!!

「勇凛くんはスポーツやってなかったの?」

「弓道を……でもやっぱ当たる方が珍しかったです」

勇凛くんの弓道技姿。

死ぬほど見たい。

「え、写真とか持ってる?」

私は必死だった。

「え、一応ありますけど……」

「見せて」

「嫌です……」

「じゃあ私のも見せるから」

「……はい、じゃあ見せます」

勇凛くんは嬉しそうだ。

勇凛くんのスマホに入っていた、高校時代の弓道着姿──

カッコ良すぎる!!

やばい、これは同じ高校通ってたら、一目惚れしてた。

今度着てくれないかな。

「勇凛くん、ありがとう……私なんか回復してきた」

「え、なんでですか?」

「いや、気にしないで」

「じゃあ七海さんの見せてください」

勇凛くんの真剣な眼差し。

私は仕方なくスマホの写真の履歴を漁っていた。

十年以上前の写真。

あった。でも最悪だ。
写真の私の両脇に可愛い女子がいた。

「どうぞ……」

勇凛くんに見せた。

「……七海さん。可愛い……」

「え?」

「俺、たぶん、同じ高校だったら告白してたと思います」

一気に顔が熱くなった。

「ありがとう……。お世辞でも嬉しいよ」

「お世辞じゃないです!本当です」

勇凛くんはまた見ている。

「これ、大判印刷して、家に飾りたいです……」

「え……」

私の高校時代の写真を……。

「勇凛くん、画像送ってあげるから、それはやめよう。なんか嫌だ」

勇凛くんはまたショボンに。

「だって昔の私愛でられるの複雑だよ。今の私、見てないみたいで」

昔の方が若くてエネルギーあったから仕方ないけど!

「今の七海さんが一番好きです。でも昔の七海さんにも恋してしまったんです……」

複雑な心境だった。
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