【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「勇凛くん、次はカラオケをやろう」
私はこの話題から抜け出したかった。
「え……」
凄い嫌な顔をされた。
「え、ダメ?」
「いや……七海さんが歌いたいなら、どうぞ」
勇凛くんの反応が気になるが、私たちは次はカラオケの部屋に入った。
「勇凛くん先歌っていいよ」
「……いや、七海さん歌ってください」
「え、うん。わかった」
私は懐メロを歌った。
もう今の流行りの曲もわからず、青春時代の曲しか歌えない。
「七海さん、歌上手いです!」
勇凛くんは目をキラキラさせている。
「ありがとう。じゃあ次、勇凛くん」
マイクを渡した。
「あ……俺はいいです」
なぜ!?
「え、聞きたいよ」
「いや、俺はちょっと」
「少しでいいから」
勇凛くんは悩んだ末、なぜか昭和の歌謡曲を選んだ。
「七海さん、引かないでください」
勇凛くんは歌い出した。
それは──
見事に音程を外しまくっていた。
「もうここまでで勘弁してください」
「う、うん。大丈夫だよ」
──しばしの沈黙
「幻滅しましたよね」
「ううん。勇凛くんのこういう一面知れて、嬉しい」
「本当ですか?」
「うん、親近感湧いた」
「……ならよかったです」
勇凛くんが安心している。
ヤバい……。
勇凛くんのこのギャップが、私を猛烈にキュンの沼に引き摺り込んだ。
私はこの話題から抜け出したかった。
「え……」
凄い嫌な顔をされた。
「え、ダメ?」
「いや……七海さんが歌いたいなら、どうぞ」
勇凛くんの反応が気になるが、私たちは次はカラオケの部屋に入った。
「勇凛くん先歌っていいよ」
「……いや、七海さん歌ってください」
「え、うん。わかった」
私は懐メロを歌った。
もう今の流行りの曲もわからず、青春時代の曲しか歌えない。
「七海さん、歌上手いです!」
勇凛くんは目をキラキラさせている。
「ありがとう。じゃあ次、勇凛くん」
マイクを渡した。
「あ……俺はいいです」
なぜ!?
「え、聞きたいよ」
「いや、俺はちょっと」
「少しでいいから」
勇凛くんは悩んだ末、なぜか昭和の歌謡曲を選んだ。
「七海さん、引かないでください」
勇凛くんは歌い出した。
それは──
見事に音程を外しまくっていた。
「もうここまでで勘弁してください」
「う、うん。大丈夫だよ」
──しばしの沈黙
「幻滅しましたよね」
「ううん。勇凛くんのこういう一面知れて、嬉しい」
「本当ですか?」
「うん、親近感湧いた」
「……ならよかったです」
勇凛くんが安心している。
ヤバい……。
勇凛くんのこのギャップが、私を猛烈にキュンの沼に引き摺り込んだ。