【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
私たちの結婚を否定された……。

何か言われる覚悟はしていたけど、いざ言われるとダメージが大きい。

「認めなくても、俺たちは法的にも夫婦です」

「それがなんだ。これ以上歯向かうなら、容赦しない」

今度は私を見た。

「君の会社も調べてある。君の立場も、私の権力でどうにでもできる」

──それって

「あの会社から私を追い出すこともできる、ということでしょうか」

「そうだ」

なんてことだ。

こんな手まで使うような人。

「七海さんに何かしたら俺は兄さんを許しません」

勇凛くんの顔が今までにないくらい怒りに染まる。

「……どうすれば、私たちの結婚を認めてくれますか?」

私の言葉にまた鋭く見る。

「そうだな……」

その時、勇輝さんが怪しげな笑みを浮かべた。

「君がどのくらい優秀か、見せてもらおう」

──え?

「それはどういうことでしょう」

「君もうちの会社に来なさい」

想定外な答えだった。

「七海さんを、この会社に……?」

「そしたらお前もここに来るだろう?勇凛」

勇凛くんをここに縛りつけるために私を利用……?

「もう答えは一つだけだ。ここに二人とも入れ。それしか道はない」

勇輝さんは想像以上に冷酷な人だ──

「……私はこの会社で何をするんですか?」

「そうだな。君の事をちゃんと理解したい」

何……?

「私の秘書になってもらう」

とんでもない提案だった。
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