【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
私たちの目の前まできた。

「俺も同席する予定だったんだけど、朝帰りで家帰って寝たら寝坊した」

ヘラヘラ笑っている。

それに無性にイライラした。

「どうだったー?」

私はつい勇哉さんを睨んでしまった。

「こわっ!」

「兄さん。分かってたんじゃないですか?」

勇凛くんの顔も険しい。

「まあね。兄貴、結婚のこと知ったら大激怒してたから」

大激怒……。
ショックだ。

「だから気を引き締めろって言ったでしょ?」

ニヤニヤしている。

「……バカにしないでください……」

まだ燃え尽きない炎が燃料投下により燃え上がる。

「私は絶対負けません!」

勇哉さんは少し驚いた顔をしたけど、またいつもの表情に戻った。

「で、これからどうするの?」

「……この会社に入社します」

「え!?」

「あの人に認めてもらうために」

勇哉さんは何故かすごく嬉しそうだ。

「七海ちゃん毎日ここ来るのー?じゃあ俺も一緒にいるー」

勇凛くんがとてつもない恐ろしい表情で勇哉さんを見る。

「七海さんに何かしたら、絶対許しません」

「こわっ!!」

勇哉さんは私たちのそばを通り過ぎた。

「じゃあたのしみにしてるー」

何考えてるかわからない笑顔でエレベーターに乗って行った。

あんなに平和だった私たちの日々が一変した瞬間だ。
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