【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
二人でビルを出て駅に向かって歩く。

「……勇凛くん」

「はい」

「またラウンド2行っていい?」

「はい??」

「ストレス発散したいの」

勇凛くんは悩んでいる。

「いいですよ」

いつもの優しい笑顔に戻った。


──そしてまた私たちはラウンド2に降り立つ。

ボーリングの球を持つ。

そして、今までで一番強い力で投球!



外れる。
外しまくる。

「なんで!!」

打ちひしがれていた。

今度は勇凛くんの番。

──まさかのストライク。

「え……」

この前までガーターばかりだったのに。

その後も私はダメダメで、勇凛くんは前回と違ってピンに球を当てまくっていた。

苦手だったのでは……?

「勇凛くん……できるんじゃん」

「いや……たぶん、メンタルの問題かもしれません。兄だと思ってピンを倒しました」

苦笑いをしている。

勇凛くん……。

「絶対頑張る私」

拳に力が入る。

「俺もやってみせます」

まだ見ぬ未来に怯えつつも、心は一つだった。
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