【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
そのあと、どっと疲れがでて、家に帰ることに。

「あー私言い過ぎちゃった」

「そんなことないですよ。あんな言い方されたら当然です。ただ……」

勇凛くんは立ち止まった。

「俺のせいでこんなことになって、七海さんに申し訳ないです」

「勇凛くんのせいじゃないよ」

「いえ、でも巻き込んでしまいました」

陽が傾く。
夜を連れてくる。 

勇凛くんの顔が暗くてよく見えない。

「勇凛くん。今日、うちに泊まれる……?」

勇凛くんは少し驚いていた。

「いいんですか??」

「うん」

勇凛くんは表情が明るくなって嬉しそうだ。

「七海さんから言ってもらえて嬉しいです」

──やっぱり、勇凛くんとのこの日々を大事にしたい。

私たちはマンションに向かった。


───


二人で部屋に入ったあと、私たちは無意識に抱き合っていた。

大きな試練が目の前に立ちはだかる中、信じられるのはお互いだけだ。

初めてこんなに人を大事にしたいと思った。

愛しいと思った。

守りたいと思った。

ただそれだけだった。


「……勇凛くん」

「はい」

「してもいいかな?」

「何をですか?」

「……察してよ」


勇凛くんが固まった。


私は勇凛くんとしっかり繋がりたかった。
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