【完結&番外編追加中】三十路の社畜OLが出会った翌日に八才年下男子と結婚した件につきまして
「え、もうですか……?」

「うん。ダメかな?」

私は早く繋がりたかった。

勇凛くんでいっぱいになりたかった。

「いや、大丈夫です。ちょっと緊張して」

戸惑う勇凛くんが愛しい。


──でも

「勇凛くんが、今はそういう気分じゃないならやめておこう」

「え……?」

流石にこれはやや強引だ。

やっぱ二人が同じ気持ちでないと。

私が着替えようと勇凛くんから離れようとした時、勇凛くんに手を掴まれた。

「……俺は覚悟はできてますよ」

勇凛くんの目は真剣だった。

「かくご……?」

勇凛くん、前から少し思ってたけど、『武士』っぽい……。

私はつい笑ってしまった。

「何がおかしいんですか?」

勇凛くんが混乱してる。

「ごめん。嬉しかったんだ。ちゃんと真剣に向き合えてもらえてるんだなって」

突きつけられた現実は辛いものだけど、勇凛くんと出会えたことに全く後悔はしていない。
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