前世王子アイドルグループ~僕たちは君の一番星になりたい☆。.:*・゜
「どうぞ入って! ここが編集部屋だよ」
僕は部屋の中に入ると隅々を見渡した。
パソコンとか大きいテレビとかプリンターとか……機械がいっぱいあった。
「この部屋も広いし、機械もたくさんあるし。さすがプリレボのお城だなぁ!」
「ここはね、普段はマネージャーが編集作業や書類作ったり、色々しているんだよ。あとはたまにそたくんやれんくんも引きこもって何か作業をしているなぁって感じかな」
パソコンの前にある椅子に座ってくるくる回っていると、しーおんくんがあくびをしながら部屋に入ってきた。寝癖がアンテナのように立っていて、薄紫色のスウェットを着ている。しーおんくんの部屋着も見ることができて、幸せ――。
よく見ると胸元にプリレボのキラキラ王冠マークが。
――もしかして?
みずっきくんのスウェットの胸元にも注目してみた。同じマークがある。
なんと、スウェットはみずっきくんと色違いだった。もしかして、メンバー全員色違いの部屋着を? もしそうだとしたら、グッズとして販売してほしい。僕もお揃いで着たい!
「いつきん、おはよ~! 今起きた」
「しーおんくん。おはようございます」
「今日は、よろしくね!」
「はい! こちらこそよろしくお願いします」
早速準備を始める。僕はスマホを手に持つと、動画編集アプリの、ほぼ完成したと思っていた動画の編集画面を開いた。しーおんくんが他にも椅子があるのに、わざわざ僕の椅子に座ってくる。
ひとりがけの椅子を半分ずつ使っている状態だったからもちろん狭い。だけど今は狭さよりも、ふたりの密着感が気になった。
ふ、ふたりの距離が近すぎる!
まさか、憧れのプリレボと同じ椅子に座る時が来るなんて。
しーおんくんからハーブ系の香りが漂ってきた。〝未来〟とか〝神秘的〟とか、なんかそんな言葉が似合いそうな香り。しーおんくんの空気を持って帰りたいと思い、僕は深く息を吸うとその空気を体に閉じ込めた。
ドキドキソワソワ。けれど平常心をよそおって、開いた画面をしーおんくんに見せた。
「一回全部動画を流して、全体の流れをもう一回把握したい、かな……」
「分かりました!」
しーおんくんのリクエストに僕は答えて、プレビューボタンを押した。みずっきくんも後ろからひょこっと画面を覗き込み、三人で真剣に僕が作った映像を眺めた。
あぁ、やっぱり何回みてもプリレボはカッコいいな――。
「本当にいつきん、この映像にあんまりいないよね」
「ねっ、いないよね。全体のところに小さく映っているだけだよね……そたくんがプンプンしてた理由が分かる」
しーおんくんが呟くとみずっきんは頷きながらそう言った。
僕は部屋の中に入ると隅々を見渡した。
パソコンとか大きいテレビとかプリンターとか……機械がいっぱいあった。
「この部屋も広いし、機械もたくさんあるし。さすがプリレボのお城だなぁ!」
「ここはね、普段はマネージャーが編集作業や書類作ったり、色々しているんだよ。あとはたまにそたくんやれんくんも引きこもって何か作業をしているなぁって感じかな」
パソコンの前にある椅子に座ってくるくる回っていると、しーおんくんがあくびをしながら部屋に入ってきた。寝癖がアンテナのように立っていて、薄紫色のスウェットを着ている。しーおんくんの部屋着も見ることができて、幸せ――。
よく見ると胸元にプリレボのキラキラ王冠マークが。
――もしかして?
みずっきくんのスウェットの胸元にも注目してみた。同じマークがある。
なんと、スウェットはみずっきくんと色違いだった。もしかして、メンバー全員色違いの部屋着を? もしそうだとしたら、グッズとして販売してほしい。僕もお揃いで着たい!
「いつきん、おはよ~! 今起きた」
「しーおんくん。おはようございます」
「今日は、よろしくね!」
「はい! こちらこそよろしくお願いします」
早速準備を始める。僕はスマホを手に持つと、動画編集アプリの、ほぼ完成したと思っていた動画の編集画面を開いた。しーおんくんが他にも椅子があるのに、わざわざ僕の椅子に座ってくる。
ひとりがけの椅子を半分ずつ使っている状態だったからもちろん狭い。だけど今は狭さよりも、ふたりの密着感が気になった。
ふ、ふたりの距離が近すぎる!
まさか、憧れのプリレボと同じ椅子に座る時が来るなんて。
しーおんくんからハーブ系の香りが漂ってきた。〝未来〟とか〝神秘的〟とか、なんかそんな言葉が似合いそうな香り。しーおんくんの空気を持って帰りたいと思い、僕は深く息を吸うとその空気を体に閉じ込めた。
ドキドキソワソワ。けれど平常心をよそおって、開いた画面をしーおんくんに見せた。
「一回全部動画を流して、全体の流れをもう一回把握したい、かな……」
「分かりました!」
しーおんくんのリクエストに僕は答えて、プレビューボタンを押した。みずっきくんも後ろからひょこっと画面を覗き込み、三人で真剣に僕が作った映像を眺めた。
あぁ、やっぱり何回みてもプリレボはカッコいいな――。
「本当にいつきん、この映像にあんまりいないよね」
「ねっ、いないよね。全体のところに小さく映っているだけだよね……そたくんがプンプンしてた理由が分かる」
しーおんくんが呟くとみずっきんは頷きながらそう言った。