ガラスの告白
 時男は改めて鍵盤を叩く動作に集中し、何事もなかったかのように繕います。
 時男自身、初めてそんな感情を持ち合わせていることに驚いていました。

 不思議な容姿が気になるあまり、それがいつしか興味に変わると、その興味は感情に変わっていました。
 少女のことを女性として意識してしまったことで、ガラスの姿に見せていた自分に気付き、罪の意識を感じていました。
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